国内外に向けた、オンライン3DVR美術鑑賞の新たなプラットフォーム「ARTLOGUE VR」をリリース。公開に先立ち、十和田市現代美術館 鷲田館長と記者説明会を実施。文化庁「文化芸術収益力強化事業」
- 2021.01.13
- VRデバイス
- ARTLOGUE VR, VR, XR, 文化庁, 文化芸術収益力強化事業
南條史生 氏(森美術館特別顧問)、森村泰昌 氏(美術家)のお二人より本事業へメッセージをいただきました!
株式会社アートローグ
株式会社アートローグ(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役CEO:鈴木大輔)は、文化庁の文化芸術収益力強化事業「美術館展覧会の3DVRコンテンツ 有料化による収益力強化事業」の一環で、展覧会の3DVRのバーチャルツアーを有料公開するプラットフォーム「ARTLOGUE VR」をリリースします。
本事業では、十和田市現代美術館(住所:青森県十和田市西二番町、館長:鷲田めるろ)の美術館内の常設作品、モリムラ@ミュージアム(住所:大阪府大阪市住之江区北加賀屋、ディレクター:森村康昌)「北加賀屋の美術館によってマスクをつけられたモナリザ、さえも 」の2展を公開します。
「ARTLOGUE VR」は、オンライン上で「まるで美術館に居るかのような展示空間を楽しめる美術鑑賞」を提供するだけでなく、これまでのサービスを改良し、より付加価値のあるコンテンツを有料で提供し、美術館の新たなビジネスモデルを創出します。
公開に伴い、十和田市現代美術館、鷲田めるろ館長と株式会社アートローグ代表取締役CEO、鈴木大輔によるオンライン記者説明会を、1月19日(火)14時より開催します。
2020年は、多くの美術館やアートフェア、ギャラリー等がオンラインビューイングを無料公開しましたが、公開には資金的、技術的負担がかかり、サービスの長期的な無料提供は現実的ではありませんでした。新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し続け、海外への渡航だけでなく国内の移動も憚られる状況下において、アートローグは、オンラインビューイングの有料化による、国内外問わず提供でき収益を伴う新たな展覧会3DVRのプラットフォームを提供します。
アートローグはこれまで、森美術館「未来と芸術展」と東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」、弘前れんが倉庫美術館「Thank You Memory — 醸造から創造へ —」などの展覧会の3DVRを先んじて制作し公開しました。
本事業の5つの特徴
・3D空間内で森村泰昌さんや鷲田めるろ館長、学芸員の解説ビデオが見られます
・まるで美術館にいるように作品を楽しめるスムーズな導線と鑑賞体験が可能
・コロナ禍のステイホーム中でも楽しめる美術館
・研究者や学芸員にとって貴重な美術館の展示アーカイブになります
・今後、マルチリンガルやリッチコンテンツ化により美術館の新しい収益コンテンツになります
「ARTLOGUE VR」は、時間が経っても細部を詳細に振り返ることが出来る、新たな美術館の展示アーカイブとして学術研究への貢献します。
今後は、美術館を始めとする展覧会主催者と共に、多言語対応の3DVR配信を前提とした国際的にインパクトのある展覧会を企画し、日本のアートを世界に発信していきます。
コロナ禍を鑑み、アートローグは、本事業を通し日本で展開する様々な美術の取り組みや作品を多言語化し海外に向けて積極的に発信することで、日本のアート界の発展と活性化に寄与致します。
そしてこの度、サービス提供開始に伴い、鷲田めるろ館長と鈴木大輔より本事業の記者説明会を開催します。
記者説明会 ○開催日時:2021年1月19日(火) 14時~15時 ○実施方法:オンライン(Zoom)※開催前日にアクセスURLをご連絡致します。 ○登壇者: 鷲田めるろ 氏(十和田市現代美術館 館長) 鈴木大輔 (株式会社アートローグ代表) ○メッセージ: 南條史生 氏(エヌ・アンド・エー株式会社代表、森美術館特別顧問) 森村泰昌 氏(美術家) ○申込URL:https://forms.gle/o3HcQBRqMKZhrcue7 ○申込締切:2021年 1月 18日 (月) 19時 ○3DVR URL:記者説明会時にお伝えします ○広報用素材:記者説明会時にご提供させていただきます。 ※記者説明会にご参加いただいたメディア様には無料でご鑑賞いただけるIDを発行いたします。 |
3DVR 実施概要
公開期間 | 2021年1月21日(木)~2月21日(日)(1ヶ月間) |
展覧会 | ・十和田市現代美術館「美術館内の常設作品」 ・モリムラ@ミュージアム「北加賀屋の美術館によってマスクをつけられたモナリザ、さえも 」 |
視聴 料金 |
各200円 (48時間視聴可能) |
3DVR URL |
記者説明会時にお伝えします |
主催 | 文化庁、株式会社アートローグ |
協力 | 十和田市現代美術館、モリムラ@ミュージアム |
制作 | 株式会社アートローグ |
文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」
株式会社アートローグ
2010年大阪市立大学都市研究プラザにて、文部科学省のグローバルCOEプログラム「社会的包摂と文化創造に向けた都市の再構築」の一環として、美術館やアート施設で行われる作品解説を映像化し収集、保存しオンライン配信する「CURATORSTV プロジェクト」を開始。その後「一般社団法人WORLD ART DIALOGUE」を設立し活動。2017年、研究プロジェクトから一貫して掲げてきた「アートへのアクセシビリティと理解の向上」と「アートを通した社会課題の解決」を目指し、ソーシャル・アート・カンパニーである株式会社アートローグを設立。これまで、展覧会のオンライン配信にいち早く取り組み、2014年には、会場内を一眼レフカメラで撮影した展示会場を3DVRでオンラインテスト配信。また、世界中のパブリックアートをオンライン上でアーカイブすることを目的に、身近にあるアートを、まるで宝探しのように検索できるプラットフォーム「MoPA(Museum of Public Art)」を開設。「Art for Human and Planet」をビジョンに掲げ、アートメディア「ARTLOGUE」の運営のほか、アートを基軸として企画・プロデュースを行う。
-
前の記事
リコーとコペルニクが社会課題への取り組みで連携 2021.01.13
-
次の記事
Synamon、「RICOH Collaboration Hub」にVRコラボレーションサービスを提供 2021.01.15