建築VRのジオクリエイツ・木質建材のエスウッド・森林総研と共同で、林野庁の補助事業採択によりVRと脳波等を用いた実証実験を開始

建築VRのジオクリエイツ・木質建材のエスウッド・森林総研と共同で、林野庁の補助事業採択によりVRと脳波等を用いた実証実験を開始

~利用者目線による内装木質化の設計段階や運用段階に利用できるAI開発のための効果測定と評価指標策定を推進~

株式会社ジオクリエイツ
 

 

VRで視線脳波等を解析し、空間体験価値を定量化するVR⽤SaaS「ToPolog(トポログ)」の開発・運営を⾏う株式会社ジオクリエイツ(本社:東京都港区 代表取締役:本田司)は、木質建材メーカーの株式会社エスウッド(本社:岐阜県各務原市 代表取締役: 長田剛和)、国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所と共同で、東京都内にあるカフェチェーン実店舗において、VRと視線脳波計測を用いた実証実験を開始したことをお知らせいたします。
本プロジェクトは、林野庁の補助事業(令和3年度 内装木質化等の効果実証事業)の採択も受けて実施するものです。

 

実証実験概要
実験概要:エスウッドが開発・製造する木質建材であるストランドボードが用いられる、実店舗において、現地と現地撮影や設計要件を考慮したVRによる実験コンテンツ作成をジオクリエイツが、効果測定をジオクリエイツと森林総研が担当して実施します。
実験目的:店舗内装の木質化等による効果測定・AI開発のための評価指標の策定
実験期間:2021年10月1日~2月28日(予定)
実験場所:カフェ店舗のリニューアル前後の現地とVR
実験方法:現地とVRにおける視線と脳波等の計測
被験者数:50名(現地・VRの実験含む、20代~60代までの成人男女)

■「国産材ストランドボード」について
岐阜県の木質建材メーカーでもあるエスウッド社が開発した「国産材ストランドボード」。国土交通大臣認定 不燃材料の認定を取得しており、公共施設をはじめ、店舗、オフィス等の内装や家具・什器の仕上げ材として採用実績が豊富です。また、SDGsの目標達成のため、廃棄物を減らす・活かす実践事例として、木質建材のアップサイクル技術の確立に向けて、本件実店舗におけるリニューアル時のリサイクルにも取り組みます。
設計者の判断の点においては、壁や天井や家具などに様々に利用されていますが、木目が明確な一般的な木材と比較して、独特な抽象度による木質材料であるため、本プロジェクトで効果測定を実施して利用価値を明確にすることで、今回の林野庁の補助事業採択の目的である国産木材利用の推進に貢献できるように取組みを進めます。

・エスウッド社webサイト
http://s-wood.jp/

■VRツール「ToPolog (トポログ)」について
ToPologは、VRのソフトやデバイスを限定せず、VRやデジタルツインに関連付けて空間体験データをクラウドに保存することができるSaaS型ツールです。CAP・360・WEBの3種のモードを備えており、設計検討や現地調査や現地運用のVRから、視線や脳波を、実測やAI推定することで、空間体験価値を定量化し、デザインの効率や品質を向上させることができます。例えば、分かり易いサイン配置、リラックスできる家具配置、購買意欲の高まる売場レイアウト、インパクトのあるエントランスホールなど、目的に併せた空間デザインを実現します。
本プロジェクトにおいては、多人数のVR体験から視線脳波計測・アンケート調査等までを実施する機能をスタンドアロン型のVRゴーグル(OculusQuest2)で5Gにも最適化して実装し、コロナ禍においても5Gも活用して高効率・高品質の体制で実験を実施します。
また、ToPologに既に実装され業種ごとに教師データのカスタマイズも進んでいる視線推定AI同様に、本プロジェクトのVR実験結果を教師データとしたAI実装も予定しています。

・ToPologのLP
https://geocreates.net/topolog-lp/


■ジオクリエイツ会社概要
[会社名]株式会社ジオクリエイツ
[代表者]本⽥ 司
[設⽴]2012年6⽉15⽇
[資本⾦]1億4050万円(資本準備⾦含む)
[所在地]東京都港区西新橋1丁目7−5 BIRTH TORANOMON
[URL]http://geocreates.net/
[事業内容]VR⽤SaaS「ToPolog」開発・運営、VR/ARサービスの企画・開発

■本実証実験・ToPolog(トポログ)に関するお問合せ
株式会社ジオクリエイツ
担当:本⽥、浅井
電話番号:03-6435-0743
メール:contact@geocreates.net