BnF × DNP ミュージアムラボ「これからの文化体験」をプレゼンテーション施設で常設展示
「2021デジタルアーカイブ産業賞」の技術賞を受賞
大日本印刷株式会社
大日本印刷株式会社(DNP)がフランス国立図書館(Bibliothèque nationale de France:BnF)と共同で推進しているプロジェクト「BnF × DNP ミュージアムラボ」による第2回展「これからの文化体験」が、2021年9月、産官学一体で日本のデジタルアーカイブ関連の取り組みを推進するデジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)主催の「2021デジタルアーカイブ産業賞」の技術賞を受賞しました。
「これからの文化体験」は10月29日に終了しましたが、好評につき2021年11月8日より、内容を一部見直し、DNPのプレゼンテーション&コラボレーション施設「P&Iラボ・テクノロジー」(DNP五反田ビル内)の常設展示の一部として紹介しています。
「これからの文化体験」は10月29日に終了しましたが、好評につき2021年11月8日より、内容を一部見直し、DNPのプレゼンテーション&コラボレーション施設「P&Iラボ・テクノロジー」(DNP五反田ビル内)の常設展示の一部として紹介しています。
BnF × DNP ミュージアムラボ 第2回展 「これからの文化体験」(左)と「DAPCON」のトロフィー(右)
【BnF × DNP ミュージアムラボ第2回展「これからの文化体験」について】
DNPは、さまざまな美術館・博物館と協働して、生活者が多様な芸術文化により親しむ方法について考え、それをカタチにする文化活動として「DNP ミュージアムラボ」を展開しています。その一環として、現在、フランス国立図書館(BnF)とともに「BnF × DNP ミュージアムラボ」を推進しています。
BnFが、同館の歴史的原点であるリシュリュー館を1721年の創設以来初めて全館改修する「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」を進めるにあたり、DNPはアジアで唯一このプロジェクトに参画する技術メセナパートナーとして、BnFのコレクションと空間のデジタル化及び展示システムの開発を担当しています。このプロジェクトの成果を広く公開する機会の一つとして、2022年のリシュリュー館リニューアルオープンに先駆けて、DNP五反田ビル(東京都品川区)にて展覧会「これからの文化体験」を開催しました。本展を2021年4月15日~10月29日に開催した後、内容を一部見直し、2021年11月8日から、「P&Iラボ・テクノロジー」の常設展示としました。
なお「P&Iラボ・テクノロジー」は、DNP独自の「P&I」(印刷:Printingと情報:Information)の強みと、社外の企業・団体等の強みを掛け合わせながら、ともに新しい価値をつくり出していく施設です。DNPは今後も、高精細3D等のデジタル技術や新しい展示手法を開発するとともに、社外のパートナーとのコラボレーションを推進していきます。
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#1-4:Photo ⓒDNP Dai Nippon Printing Co., Ltd. 2021, with the courtesy of the Bibliotheque nationale de France.
【受賞評価のポイント】(DAPCONのWebサイトから)
○多方向から撮影した写真を3D画像にするフォトグラメトリ技術では従来困難だった金属や宝石など「光を反射する素材の作品」や、天井画や壁画といった「大空間の細部」の3次元(3D)デジタル化に成功。
○ヘッドマウントディスプレイを装着した利用者が、手すりをたどりながら実際に移動して、広大な仮想のVR空間内を動き回ることができるリダイレクテッド・ウォーキング技術を組み込んだ鑑賞システムなど、デジタルを組み合わせた新しい展示体験を提案。
【デジタルアーカイブ産業賞について】
デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)が主催するこの賞では、各年度においてデジタルアーカイブ産業の振興に寄与した活動が表彰されます。今回DNPが受賞した「技術賞」は、デジタルアーカイブ産業に資する革新的な技術・手法・サービス・機材・システムが対象となっています。
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