VR空間内で読書をしよう!VR読書アプリや、VR読書のメリット・デメリットを紹介!

VR空間内で読書をしよう!VR読書アプリや、VR読書のメリット・デメリットを紹介!

VRで読書体験体験!体験できるアプリも紹介!

皆さんは、VRで読書もできるようになっていることをご存じですか?

VRで読書をすることにより、VRならではの特別な読書体験など、一般の書籍や電子書籍とは違った、新しい形の読書をすることができます。

この記事では、VRで読書を体験できるアプリや、VRを利用した読書のメリット、デメリット、実際のソフト、サービスなどについてわかりやすく説明していきます。

VR空間内で読書をするメリット・デメリットとは?

VRで本を読むことによるメリットとは?

VRで読書をすることのメリットを3つ挙げてみましょう。

1:読書に集中したり、仰向けに寝て手ぶらで読むなど自由なスタイルで読書を楽しめる

VRヘッドセットを装着することで、物理的に外の世界と半分断絶され、読書に集中することができます。

また、自由な姿勢で読めるのもメリットの一つです。

例えば、通常の紙の書籍を仰向けになって読むときは、両手で本を持ち、めくっていかなければなりません。

ですが、VRであれば、目線や片手でページめくりなどの操作が可能です。

2:紙の本とは違った読書体験ができる

紙の本ですと、音声や動画などのコンテンツを盛り込むことはできません。

しかし、VRの読書なら、360度一面に広がる画像や音声・動画など、VR上だからこそできる特別な体験が可能です。

3:VR上の知人たちと集まって読書会

これも紙の本にはないメリットです。

紙の本や電子書籍を全員の参加者が持っていなくても、主催者が電子書籍データを持っていれば、webサービスを用いて、VR空間で読書会ができるのです。

クラスターという誰でも手軽にバーチャルイベントに参加したり、開催したりすることができるサービスがあります。

このクラスター上でなら、VR空間内で集まって読書会をすることも可能です。

現在は、Oculus Rift、HTC VIVE、PCなど対応機種が限られており、

PlayStation VRやOculus Goなどの機種には未対応ですが、今後順次対応していくようです。

VRで本を読むことによるデメリットとは?

一方、VRで本を読むことのデメリットもあります。

まず、VRに対応する書籍データが少ないことです。VRで読書をするためには、当然VR上での読書に対応した書籍の電子データが必要です。

しかし現状では、後で述べるImmersion VR Readerなど、VR上の読書に対応するアプリが少なく、ユーザーが自分で書籍データを用意し、パソコンからVR機器に転送する必要があるなど、慣れない人には敷居が高く、手間がかかるのが現状です。

また、VRの特性上、紙に比べ目が疲れやすいおそれがあります。

マンガなどグラフィック主体のものであればともかく、活字だけの書籍をVR上で読もうとすると大変です。

実際にVR空間内での読書は実現されてきている

ここまでVRで読書をすることのメリット、デメリットを挙げました。

では、実際のVR空間での読書環境は、現在どうなっているのでしょうか。

最近のVRの普及に伴い、VRでの読書環境を提供するアプリ、サービスが次々と現れています。

ここからはそんなVR読書アプリを紹介していきます。

VR空間内で雑誌が読める!HTCが提供する「Vivepaper」

VR空間で雑誌を読むことを可能にしてくれる、HTC社のVivepaperというアプリがあります。

このアプリでは、VR上の空間で、実際に本を手に持って紙をめくるような体験をしながら、読書ができます。

さらに、ページをタップすることで、雑誌の風景などのグラフィックが360度の写真や映像として現れたり、音声が流れたりなど、雑誌の世界をリアリティあるものとして楽しめます。

このアプリはHTC社のHTC Viveなど対応機種が限られ、2018年11月時点では、対応言語が英語、中国語のみとなっています。

(動画はVivepaperサイトから引用)

外部コンテンツを読み込み、VR内で読書「ImmersionVR Reader」

ImmersionVR Readerも、VR内でユーザーの電子書籍コンテンツを取り込んで表示してくれる、数少ないアプリの1つです。

ImmersionVR Readerでは、DRMフリーのEPUB、PDF、MP3のオーディオブック、CBR,CBZなど形式が限られ、ファイルをPCからVR機器転送する必要があり、その点では手間がかかります。

しかし、コントローラーだけでなく視線でのコントロールもでき、ビーチや雪景色など様々な背景とBGMを楽しみながら、読書体験ができるという点では、VRならではの独自性を感じます。

2018年11月現在では、Gear VR、Oculus Goのみ対応しています。

VR×マンガ!MyDearestの「夢の相談所」

MyDearestというVR関連の会社があります。

MyDearestは、VR空間の中でマンガを読書できる「夢の相談所」というコンテンツを提供しています。

Gear VRなど対応機種が限られますが、マンガの中の世界に入っていき、しかも悠木碧さん、花江夏樹さんなど有名声優による音声や、360度空間で画面が展開されることにより、マンガという領域を超えた、VRならではの読書体験が可能です。

まとめ:VR空間内で読書をしてみよう!

このように、VR上での読書は、PCやスマホで提供できない新しい体験をユーザーに提供してくれます。

一方で、対応機種が限られることや、日本語対応コンテンツの少なさ自分で対応ファイルを用意する必要性など、使いやすさという点ではまだこれからと言えるでしょう。

しかし、VRで読書をするという体験は、これまでの紙の書籍、電子書籍とは全く違う体験を与えてくれます。

これからVRが普及するにつれ、コンテンツも増え、VRでの読書も広まっていきそうですね。

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