VR元年と呼ばれた2016年!なぜVR元年と呼ばれたのかを解説!
ゲーム業界ではVR元年と言われた2016年!なぜそう言われたのかを紹介!
2016年はVR元年と言われ、VR業界はここ数年で様々な活躍をみせています。
VRと聞くと
・頭に装置を装着して何か映像を楽しむものだ
・最近よく聞くからVRとは最新技術だ
と思う方は多いでしょう。
しかし、VRとは映像を楽しむだけや最近生まれた技術ではありません。
今回はあまりまだ知られていないVRに関する知識を深めるために、VR元年と言われた2016年を中心にVR業界の歴史をご紹介します。
VRとは何か
「そもそもVRって何?」と質問されても正確に答えられる人はまだ少ないでしょう。
VRとはVirtual Reality(バーチャルリアリティ)の略称です。
バーチャルリアリティとは、見た目や形は原物ではないが、効果や機能は実質的に現実と同等であるものと言えます。
VRを少し知っている程度なら頭につけるディスプレイを想像する人が多いですが、上の定義からVRとはそれだけではないと言えます。
VRとは何かという事に理解を深めたい方は、こちらの記事にバーチャルリアリティを日本語に訳すという視点でVRについて書いてありますのでぜひこちらもご覧ください。
頭に装着するディスプレイをHMD(ヘッドマウントディスプレイ)といいますが、なぜVR=HMDといったイメージを持った方が多いのかという点も次から説明していきます。
2016年がなぜVR元年と言われているのか
2016年がVR元年と呼ばれる理由は、2016年にその技術や商品が多く開発され一般人に手が届く価格で発売されたことによって、世間に広まる第一歩を踏み出したからです。
VR体験をする際にHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使用することが多く、2016年に多くのHMDが1千円~10万円程で発売されました。
SONYのPlay Stationはかなり人気のあるゲーム機で新スペックが登場するたびに話題になります。
そのゲームの最新版、Play Station4に接続してVRを体験することができるPSVRが発売され、発売当初は品薄状態になり価格が高騰する現象が起こるほど注目度がありました。
他にもOculus RiftやHTC Viveといった高性能なHMDも同年に発売されました。
また、段ボールを組み立ててスマホをセットすることで簡単に体験することが出来るGoogle Cardboardやハコスコなども同時期に発売されVRを体験するための敷居がかなり低くなりました。
このように、VR=HMDと思ってしまうほどHMDが広まり、VRの世界が手の届く距離になったことが元年と呼ばれる理由と言えます。
2016年以前のVR業界
VR(バーチャルリアリティ)という言葉が使われ始めたのは1989年です。
それ以前からVRと呼べるものもありますが、今回はVR業界の動きに焦点を当てていきます。
実は、1990年代には一度VRブームが起こっていて、VRに対する期待はかなり大きかったようです。
SONYもこの時期にグラストロンというHMDを発売しています。
グラストロンでは、目の前にディスプレイを配置することで大画面で見ているような体感ができ、あまり画面の大きくないブラウン管のテレビが主流の当時では特別な体感ができたと言えます。
↑グラストロン(画像はSony Japanのwebサイトより引用)
また、2002年に公開された大人気アニメの劇場版では、VRゲームがストーリー構成のメインになっていたこともありました。
しかし、この10年ほどのVRブームは費用の問題などで衰退していき、VR業界に参入していた企業もほとんど撤退をしました。
2016年以降のVR業界の動向
2016年はいくつかのHMDが発売され話題になりましたが、それ以降では、ロケーションベースVRという形のVR体験施設が多く開設されました。
ロケーションベースVRとは、その施設にいくだけで、HMDを買わなくてもエンターテインメントやVR技術を体感することができます。
はじめは都心部にそのような施設が多く開設されましたが、現在までで札幌のVR PARK TOKYO satelliteや長崎のハウステンボスなど各地で体験施設が誕生しています。
このように、VR元年と呼ばれるほどの勢いに乗った2016年以降も次々と企業が参入し、更なる成長の可能性を感じる事ができます。
VR元年についてのまとめ
この記事では、2016年がVR元年と言われる理由とその前後で何があったのかについてご紹介しました。
VR元年とは、HMDが手の届く範囲で発売されたことによって、一般ユーザーに普及したり、VR体験施設などが続出したりと、多くの企業がVR業界に参入することでVR業界が勢いづいた年だったからと言えます。
VR業界の最高潮がいつかは過ぎてみなければわかりませんが、現在進行中かあるいは近い将来に来るであろう第2次ブームに乗り遅れずVRを最大限楽しむためにこれからのVR業界は要注目です。
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