日本最大級のイノベーションセンター「CIC Tokyo」グランドオープニングイベント開催報告
CIC Japan合同会社
本イベントは、参加枠の多くが前週には予約完了など、大盛況のなか開催されました。全てのセッションが来場者から高く評価され、中でも、デジタル改革担当大臣 平井卓也氏とCIC Japan会長 梅澤 高明氏のオープニングセッションではデジタル改革、デジタルトランスフォーメーションをどのように行っていくのかについてダイナミックな議論が行われました。また、東京大学理事・副学長 藤井輝夫氏とCIC Japan プレジデント /バブソン 大学准教授 山川恭弘氏による起業家教育セッションやゴールドマン・サックス証券 副会長 キャシー松井氏による女性活躍に関するセッションも大きな注目を集めました。
CIC Tokyoでは、入居を希望される様々な企業(スタートアップに限らず)、研究機関、行政機関、投資家、プロフェッショナルファーム、個人を募集しています。ご関心のある方はWebページよりお問い合わせのをお願いいたします。(https://jp.cic.com/contact-us/)
【CIC Tokyo Grand Opening開催概要】
11月26日木曜日 17:00-21:00
11月27日金曜日 18:00-20:00会場:虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F CIC Tokyo
Day1 “Transformation”
デジタル改革担当大臣 平井卓也氏とCIC Japan会長 梅澤高明によるオープニングセッションで幕を開けました。
このセッションではGovernment as a Startupといった平井氏の極めて前向きな姿勢や、全ての行政手続きをスマートホンで60秒以内に終えるようなシステムを目指すといった野心的な目標、そして産業界に果たすDXの役割について議論されました。
続くセッション”日本のタブーに切り込む、femtechと女性の活躍”ではウィズグループ 奥田 浩美氏、fermata 杉本亜美奈氏、アーティスト・東京芸術大学准教授 スプツニ子!氏によるパネルディスカッションが行われ、世の中を変えつつあるフェムテックや、女性活躍によりどれだけよいインパクトが世の中にあるのかといったことが語られました。
これらのセッションの最中、Avatarin社 のnewmeを用いて米国在住のCIC創業者のTim Roweも参加し、東京とボストンを繋いだ交流が行われました。
Day 2 “Startup Ecosystem”
2日目は、Venture Café Tokyo Advisory Board and Edmund Hillary FellowのTodd Porter氏、 Bark & Slush JapanのHaruka Furukawa氏、World Bank Group Tokyo Learning and Development CenterのVictor Mulas氏、 Read the AirのTrista Bridges氏による国内外のエコシステムに関するセッションから始まりました。特に海外のエコシステムでの成功例や、日本の文化を踏まえた比較が議論され、どのように日本のエコシステムを発展させるべきか、意見が飛び交いました。
東京大学理事・副学長の藤井輝夫氏とCIC Japan プレジデント /バブソン 大学准教授の山川恭弘による起業家教育セッションでは、これからの日本の大学の課題や将来の教育の姿について議論されました。会場やオンラインの参加者からは大学にかける期待や教育の将来像についての多くの質問が寄せられました。
続くセッションは、ベンチャー投資家によるセッションで、Scrum Ventures 創業者兼ジェネラルパートナー宮田拓弥氏、インキュベイトファンド代表パートナー 赤浦徹氏、Yazawa Ventures Founder and CEO 矢澤麻里子氏に加えてCIC Japan会長という豪華メンバーで2020年のベンチャー投資や今後の注目領域について話し合いました。特に、コロナ禍を踏まえての投資の動向や注目を受けている働き方やスマートシティに関わる領域についてディスカッションされました。
最後のセッションでは産業として、最もホットな領域の一つであるであるライフサイエンス分野のイノベーション・エコシステムについて、投資家からジャフコ グループ株式会社プリンシパル 豊田美和氏、製薬企業からレオファーマ株式会社 LEO Science & Tech Hub ディレクター 黒田垂歩氏、大学から筑波大学つくば臨床医学研究開発機構TR推進・教育センター長 小栁智義氏が登壇し、CIC Japanディレクター 名倉勝をモデレーターとしてパネルディスカッションを行いました。
このセッションではライフサイエンス領域の今年の振り返りと、来年度以降のの見通しについてディスカションされました。特に日本のバイオベンチャーのピッチのレベルが年々上がっていることや、有望なベンチャーに継続的な資金共有が行われてきたことが話されました。来年以降の期待としては、バイオベンチャーの更なるグローバル化やデジタルヘルス領域への注目について話がされました。その中でも、イノベーションに果たすプロダクティビティとセレンディピティの重要性が強調されました。
Day 3 “Future of our Innovation Ecosystem”
3日目は、女性活躍推進の旗手であるゴールドマンサックス証券副会長 キャシー松井氏の基調講演から始まりました。講演では、女性活躍によりどれだけの社会経済的なメリットがあり、多様性がどれほど重要なのか、そして女性の活躍に向けて解決していかなければならない課題や現代社会のバイアスについてお話しいただきました。特に松井氏のこれまでの豊かな経験を踏まえたお話には多くの聴衆が引き込まれていました。
続いて、官僚が多く登壇したPolicy makers meet startupsのセッションでは法律事務所ZeLo・外国法共同事業の南弁護士をモデレーターとして、農林水産省大臣官房政策課企画官 大曲英男氏、内閣官房デジタル改革関連法案準備室企画官 津脇慈子氏、金融庁総合政策課フィンテック室 松澤翔太氏によるパネルディスカッションを行いました。フードテック、フィンテック、デジタル改革で活躍されている国家公務員と、Public Meets Innovationという団体で活躍している弁護士によるディスカッションになり、アジャイルに物事を進めることができるスタートアップへの期待や、省庁とコミュニケーションをとるうえでのコツ、そして省庁横断・官民横断のコミュニティへの期待が議論されました。
〈展示会〉
16階の会場では、東京大学を中心としたVRサークルUT-virtualや 有志団体CARTIVATORによるVR展示が行われ、多くの出席者が貴重な体験をしました。空飛ぶクルマのVR体験、感電を擬似的に体験する装置を使った脱出ゲーム、自作FPS(First Person Shooting)、ファンタジーVRゲーム、CIC Tokyoのオフィスを利用したMR(Mixed Reality)といった展示が行われ、多くの来場者が展示を楽しみました。
【CIC Tokyoについて】
CIC Tokyoは、2020年10月1日に虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15階と16階(合計約6,000平米)にオープンした、国内最大級のイノベーションセンターであり、スタートアップ(起業間もない、急成長を目指す企業)を中心に250社以上の企業や団体が入居できる広大なワークスペースと、ビジネスの成長とグローバル展開を加速するためのコミュニティやサービスを提供します。
CIC Tokyoに入居するスタートアップ企業は、自由な雰囲気の中、オフィススペースや多彩な共用スペースやアメニティーの利用が可能です。加えて、イノベーションコミュニティへの様々な形での参画が可能となり、エコシステム内のキープレイヤーと新たな関係性を構築することができます。また、CIC Tokyoをゲートウェイとして、グローバル拠点へのアクセスが容易になります。これら成長とイノベーションに最適な環境のもと、規模・成長ステージによらず、様々な起業家、企業、団体の入居や利用を呼びかけていきます。
【CIC Tokyo概要】
- オープン日:2020年10月1日
- 入居可能企業数:250社以上
- Webサイト:https://jp.cic.com/
- 総床面積:約6,000平米
- 住所:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー15・16階
〈問い合わせ先〉
CIC Tokyo 問い合わせフォームよりご連絡ください
http://jp.cic.com/contact-us/
・本プレスリリースに関する問い合わせ
CIC Japan合同会社・広報担当
tokyo@cic.com
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