VR 技術の活用により、実験動物を使わない大学教育用 薬理学 VR ソリューション『BMP-VR』を世界で初めて 10 月 2 日(月)に発売

VR 技術の活用により、実験動物を使わない大学教育用 薬理学 VR ソリューション『BMP-VR』を世界で初めて 10 月 2 日(月)に発売

VR ゴーグルを活用した学習システムでアクティブ・ラーニングを実現

株式会社ERISA

このたび島根大学医学部(所在地:島根県出雲市)とアバンテック株式会社(本社:大阪府、代表:吉川 東輝、「以下、アバンテック」)との共同研究により開発した、薬理学 VR ソリューション『BMP-VR』 Basic Medicine Practice – Virtual Reality(以下「本製品」)を、株式会社 ERISA(本社:島根県松江市、代表:河原 八郎、以下「ERISA」)より、10 月 2 日(月)に発売開始します。
医学部、歯学部、薬学部などで薬理学実習などの動物実習を行う際、実験動物の購入・飼育・取扱いに多額のコストがかかることや、実習を指導できる教官や実習機器購入資金が不足していること、といった課題が顕在化しています。これに加えて動物愛護の観点からも、国際的に動物を使用した実験が厳しく制限されています。これらの状況を鑑み、島根大学医学部 薬理学講座の和田孝一郎 教授監修のもと、本製品が開発されました。

【薬理学 VR ソリューション『BMP-VR』 Basic Medicine Practice – Virtual Reality】

本製品は、実験用マウスに各種の薬物を投与したり、処置を行ったりする際の動物の反応を、VR (Virtual Reality -仮想現実- ) コンテンツで表現することにより、薬理学実習を動物を使うことなく体験できるシステムです。専用ソフトウェアがインストールされた VR ゴーグル(Meta Quest)を装着し、学生さん自らがその場にいるかのような空間を体験しながら、仮想空間上で実験用マウスに薬剤投与や処置を行います。本製品を活用することで、学生さんは各自が与えられた学習課題をどのようにして解決できるのかを試行錯誤しながら行っていく、いわゆるアクティブ・ラーニングを経験しながら実習を行うことができます。

また、生きた動物を使用しないので動物愛護につながるうえに、何度も繰り返し実験を行うことが可能です。納得のいくまで実験が行えることから、実際の動物実験では難しい「失敗を恐れず、失敗から学ぶ」体験ができることになるため、印象に残りやすく高い学習効果を得ることが期待されます。シミュレーター実習なので必ず結果が出るうえに、若い学生さんに好まれる「時間短縮、いわゆる時短」も期待できます。さらに動物にかまれたり針刺しといった事故も起こりません。本システムさえあれば、動物や高額な実験機材は不要です。難しい実験技術の習得もいりません。操作は簡単です。新たなコンテンツを追加していくことで、薬理学実習だけではなく他の医学系の基礎実習を行うことも可能になります。

ERISA が販売を担当し、年間契約のサブスクリプションサービスで提供します。お客様は料金に含まれるコンテンツとサービスを契約期間内ご利用いただけます。料金に含まれるものは、VR 機器リース、薬理学学習アプリ利用料、実習の課題と回答例、薬理学学習アプリのバージョンアップ、導入サポートになります。

                                       薬理学VR実習の様子

                                    VRゴーグルから見える世界

【販売戦略と今後の展望】

今年は下記 2 つの学会展示を予定し、来訪される大学関係者の皆様に機器に直接触れて体験していただきながら、今後の薬理学実習に『BMP-VR』を導入していただけるよう PR していきます。

■第 76 回日本薬理学会西南部会

2023 年 10 月 7 日(土)琉球大学医学部

■第 97 回日本薬理学会年会・第 44 回日本臨床薬理学会学術総会

2023 年 12 月 14 日(木)~16 日(土)神戸国際会議場・神戸国際展示場 2 号館

導入を検討されているお客様にはデモ機の無料貸し出しを行い、実際の機器を手に取ってお試しいただくことが出来ます。また、2023 年 12 月末まで、アカデミア応援キャンペーン中。5 台以上ご契約のお客様には割引価格でご提供させていただきます。

これまでの実績

■第 96 回日本薬理学会年会・第 43 回日本臨床薬理学会学術総会にて

・企業展示

・シンポジウム「ウイズコロナ・ポストコロナ社会に対応する臨床薬理学・薬理学実習の教育形態を考える」において「オンライン薬理学実習:シミュレーターを活用した薬理学実習・動物実習の有用性」で発表(島根大学 和田教授)

【各社の概要】

■国立大学法人島根大学

所在地:〒690-850 島根県松江市西川津町 1060

代表者:学長 服部 泰直

学部:法文学部、教育学部、人間科学部、医学部、総合理工学部、生物資源科学部

設立:1949 年 資本金:387 億円 WEB:https://www.shimane-u.ac.jp/

■アバンテック株式会社

所在地:(本社)〒542-0081 大阪市中央区南船場 2-1-3 フェニックス南船場ビル 5F

代表者:代表取締役 吉川 東輝

事業内容:システムインテグレーション・システム・アミューズメント機演出プログラム・映像開発、VR/AR/MR システム開発・コンテンツ制作、AI・ロボティクス開発等

設立: 1998 年 資本金:3,000 万円 WEB:https://www.avan-tec.co.jp/

■株式会社 ERISA

所在地:〒690-0816 島根県松江市北陵町 46-6

代表者:代表取締役 河原 八郎

事業内容: AI×OI を用いた脳画像解析技術の研究開発・販売事業

設立: 2017 年 資本金:8,250 万円 WEB:https://www.erisa.co.jp/

【薬理学VRソリューション Youtube動画】

https://youtube.com/watch?v=nohF0J5143k%3Fautoplay%3D0%26fs%3D1%26rel%3D0
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