【初心者必見】3分でわかる!AR・VR・MRの違いとは!概念から実例まで徹底解説!
AR・VR・MRの違いをわかりやすく解説!
ARやVR、MRなど、最近よく耳にするこれらの用語ですが、この言葉を聞いてすぐに意味を理解できる人はそう多くないのではないでしょうか。
ここでは、ARやVR、XRについて、それぞれの特徴や違いを解説していきたいと思います。
AR・VR・MRの前にXRを紹介!
本記事ではAR・VR・MRそれぞれの用語について解説していきますが、それらの解説の前に、「XR」という言葉をご紹介したいと思います。
ARやVRは耳にしたことがあっても、XRは耳なじみがないのではないでしょうか。
XRとは「X Reality(クロス・リアリティ)」のことで、この言葉は後に説明するARやVR、MRのように特定の何かを説明するものではなく、ARやVR、MRなどの技術を総称して表す言葉です。
なお、Xは「未知数」を示しています。
AR・VR・MRの実態とは?概要や実例を徹底解説!
さて、ここからはXRのなかでも、ARやVR、MRのそれぞれの用語について解説するとともに、具体例や実例も紹介していきたいと思います。
AR(Augmented Reality、拡張現実)とは?具体例、実例も紹介!
ARは「Augmented Reality オーグメンテッドリアリティ」で、拡張現実とも表現されます。
ARは、「現実を拡張する」もので、例えば現実の野原や公園にCGでデジタル情報を与えるなどといったものです。
2016年にリリースされたスマートフォンアプリ「ポケモンGO」が社会現象となりましたが、ポケモンGOはAR世界を楽しむことのできるアプリです。
(画像はPokemon GOのHPより引用)
VR(Virtual Reality、仮想現実)とは?具体例、実例も紹介!
VRは「Virtual Reality バーチャルリアルティ」で、仮想現実、人工現実感とも表現されます。
VRでは、コンピュータ上で作られた世界を現実のものとして感じられる技術のことで、これまでも3Dを活用したリアルな世界はゲームや映画でも見られましたがVRではヘッドマウントディスプレイを着用することで360度コンピュータの世界に没入することが可能です。
VRを活用した商品としては、専用のヘッドマウントディスプレイをかぶってゲームをプレイできるプレイステーションVRや、建築の世界ではCGで作成した間取りに対し、ヘッドマウントディスプレイをかぶることで、実際に部屋にいるような感覚を感じることのできるものなどが実際に活用されています。
(画像はPlayStation VRのHPから引用)
MR(Mixed Reality、複合現実)とは?具体例、実例も紹介!
MRは「Mixed Reality ミックスドリアリティ」で、複合現実とも表現されます。
MRはARやVRなどと比べて耳なじみの薄い言葉かもしれません。
MRはVRとARの上位版のようなもので、コンピュータで作られた仮想世界を現実世界に投影し、カメラやセンターを活用することで、その世界と触れ合うことのできる技術です。
MRもVRと同じようにヘッドマウントディスプレイやゴーグルを装着するのが一般的ですが、MR専用のものでないといけません。
具体例としては、マイクロソフトから「ホロレンズ」と呼ばれるMRゴーグルが発売されており、このゴーグルを着用するとジェスチャーや視線で操作を行うことができます。
(画像はmicrosoftのWEBサイトより引用)
まとめ:AR、VR、MRの概要とその違いについて
ARとVR、MRについて解説してきました。
ここで、それぞれの違いについて解説してみると、VRが仮想世界に入っていくものなのに対し、ARは現実世界にデジタル情報を付加するもの。
つまり、VRは仮想世界がメインなのに対しARは現実世界がメインであるという違いがあります。
概要 | メインとなる世界 | |
AR | 現実世界にデジタル情報を付加する | 現実世界 |
VR | 仮想世界に入る | 仮想世界 |
MR | 現実世界に仮想世界を実現する | 現実世界と仮想世界の両方 |
一方、VRやARと、それらの上位版と言えるMRとの違いは少し分かりづらいものとなっていますが、ARは単に現実世界にデジタル情報を付加するものなのに対し、MRは現実世界に仮想世界を実現するものです。
とはいえ、これらの技術は完全に分けて解説できるものでもありません。XRという言葉が誕生したのも、「MRよりのAR」や「ARよりのVR」といった技術が存在するからだと言えます。
以上、ARやVR、MRについて、それぞれ特徴や違いについて解説してきました。
ARやVR、MRなどの技術を総称してXR技術と呼びますが、XR技術はまだ発展途上段階で、これからも新しい用語が登場してくる可能性もあります。
ただ、基本的にはVRやARとMRとの関係性のように、つながりがあることが多いので、まずは基本となるこれらの用語についてよく理解しておくことで最新情報のキャッチアップにつなげることができるでしょう。
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