VR空間内で絵が描ける!VRペイントソフト9個を一挙紹介!!
VR空間内でお絵かきができる⁉︎ 3Dペイントソフト9個を紹介!
VRと一口に言っても、様々なことができますよね。
多くの場合、VRでゲームをしたり映画を観たりなど、娯楽目的でVRを使うことが考えられますが、実は、VRで立体的な絵を描く、という利用方法もあるのです。
現在、VR空間で絵を描ける様々なVRペイントソフトが登場しており、初心者からプロ向けまで様々なアプリが存在します。
そこで今回は、代表的なVRペイントソフトを10つ選んでご紹介します!
VRペイントソフト9選を一挙紹介!!
ここからは2018年現在、実際に利用することのできる、VRペイントアプリ9選を一挙に紹介していきます!
Quill
Quillは、VRヘッドマウントディスプレイのOculus Rift向けに配信されているVRペイントソフトで、Riftを購入すると無料で利用できます。
Oculus Rift専用のモーションコントローラー、Oculus Touchを使って、VR空間に自由に絵を描いたり、描いた絵にアニメーションを付けることもできます。
コントローラーをペンツールとしてを使って様々な絵を描くことが可能で、ペン先や線の太さを変えたり、様々な種類のブラシや、またレイヤー機能なども使えるので、初心者からプロまで幅広いユーザーが使えるアプリです。
VR空間での3Dペイントは、最初はコツが掴めず慣れが必要ですが、Quillは直感的に操作できるので、VRでの3Dペイントの練習用ツールとしても使えます。
Tilt Brush
Tilt Brushは、グーグルが開発したVRペイントソフトで、様々なVRペイントツールの中で最も有名なものではないでしょうか。
Tilt Brushは初心者でも簡単に使える点がウリで、様々なペンツールを使って絵を描いて、描いた絵を360度ぐるりと見回したり、様々なエフェクトを散りばめたりなどして、自由に絵を描くことができます。
インターフェイスもシンプルで、左手に表示されるメニューから様々なブラシや色を選んで、右手のペンツールを使って、直感的な操作でVRペイントができます。
描いたVRペイントはグーグルが運営する「Tilt Brush Sketches」というウェブギャラリーに投稿することが可能で、様々な人が描いたVRペイントも鑑賞できます。
Tilt BrushはOculus Rift、HTC Vive両方に対応しており、Steamから購入できます。
CoolPaintr VR
VRペイントソフトというと、Oculus RiftやHTC ViveなどのPCVRデバイスのみに対応しているものが多いですが、CoolPaintr VRはPlayStation VR(PSVR)で利用できるレアなVRペイントツールです。
PSVRのMoveコントローラーを使って、直感的な操作でのVRペイントを楽しめます。
また、様々な種類のブラシやツールが用意されているので、自分の思ったままの絵を描くことができます。
描いている途中の絵を拡大したり、様々なエフェクトを加えることもできるので、ゲーム専用のデバイスというイメージのあるPSVRでも、精巧な絵を描くことができます。
Oculus Medium
Mediumは、Oculus Rift専用に配信されているVRモデリングツールです。
QuillのようなVRペイントソフトとは異なり、彫刻を作るような感覚で3Dモデルを直感的に製作できます。
スプレー型のツールを使って、球体や棒などの様々な3D形状を作ることが可能で、作った3Dモデルをカットしたり形を調節したり、色をつけたりなどして独自の作品を作ることができます。
Mediumにはこれまでに様々なアップデートが行われており、初心者でも使えるようにあらかじめ完成した3Dモデルを読み込める機能や、同じVR空間に複数人が参加してモデリングができる機能など、初心者からプロのクリエイターまで様々な人が使えるツールです。
BasementVR
最近では、VR空間で様々な人とコミュニケーションができる「ソーシャルVR」が流行っており、VRChatなどが筆頭に挙げられます。
BasementVRもそんなソーシャルVRアプリの一つで、VR空間で複数の人との交流ができます。
BasementVRでは参加した人たちと様々なことができるのが特徴で、たとえば友人と一緒にVR空間にたくさんの写真を貼り付けてみたり、一緒にボードゲームをしたり、ルームをカスタマイズして自分だけの部屋を作って友人を招待することもできます。
また、3Dモデルを簡単に作れるブラシ機能なども実装されているので、友人と木や建物を作ったり、絵を描いたりすることができます。
PaintLab
もう少し遊び感覚で、VRで手軽に絵を描いてみたいという方には、無料でダウンロードできるPaintLabがオススメです。
VR空間でペイントをしたり、3Dモデルを作れるアプリで、VRペイント初心者でも手軽に遊べます。
様々なブラシやモデリング用ツールから好きなものを選んで、たとえばスプレーで実物大のフォルクスワーゲンのバンの3Dモデルにペイントを施したりなど、VRペイントの面白さを手軽に体験できます。
VR空間内の様子を動画で記録することも可能で、SNSなどでその様子をシェアすることもできます。
Strata inStudio VR
また、プロのクリエイターのニーズに特化したVRペイントソフトもあり、Strata inStudio VRは本格的なVRクリエイティブツールと言えます。
これはTilt Brushなどの一般的なVRペイントソフトとは異なり、デザイナーが製作したロボットや車の3DモデルなどをVR空間で実物大で体験できます。
また、町や森林、キッチンなどの様々なVR環境が用意されているので、店内や部屋のレイアウトなどをVR空間で手軽に試すこともできます。
明るさの調節などのプロ向け機能も用意されているので、ゲーム製作やデザインチェックなどで活用できるアプリですね。
MasterpieceVR
MasterpieceVRもプロ向けのVRペイントツールで、高品質なアートワークや3Dモデル、彫刻などの様々な作品を製作できます。
MasterpieceVRの特徴として、多人数が同じVR空間に集まって共同作業をすることが可能で、プレミアム版であれば最大4人での同時作業が可能です。
共同作業を行う相手が世界中のどこにいても、同じVR空間に集まることで、まるで実際にその場にいるかのような感覚で、リアルタイムで作業を進められます。
Sketchbox
Sketchboxは、VR空間でデザインやプロトタイプの製作などができるアプリです。
Sketchboxは、おもにVR/ARアプリ開発で活用できるもので、アプリのユーザーインターフェイスを考える時などに、ボタンのサイズや位置などをスケッチ感覚で実物大で試すことができます。
また、画像や3DモデルをVR空間内に読み込んだり、製作したデータをUnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンにエクスポートできるので、VR/ARアプリ開発では大いに活用できるツールです。
Project Dali
最後に、PhotoshopやIllustratorなどでおなじみのアドビによるVRペイントツール、Project Daliをご紹介します。
これはアドビが運営するクリエイター向けカンファンレンス「Adobe MAX」にて発表されたもので、現在のところリリースはされておらず、開発中であるものと考えられます。
このProject Daliを開発するAdobe Researchの開発者ブログによると、Project Daliでは、まるで現実世界で絵を描いているかのようなリアルな感覚でVRペイントができるとのことです。
たとえば、本物の鉛筆を使っているかのようなソフトな描き心地や、塗ったばかりの絵の具が乾く様子などもVRで再現しているとのことで、VR空間での3Dペイントがよりリアルなものになります。
まとめ:VR空間内で絵をかける3Dペイントソフトについて
この記事ではVR空間内で絵を描いたり、3Dモデルを作成したりすることができるVRペイントソフトについて解説してきました。
VR空間で絵を描けるアプリは様々なものがリリースされていて、初心者からプロまで幅広いユーザーが使えるアプリが登場しています。
VRペイントでは、コントローラーを動かして直感的な操作で絵を描けるので、誰もが使えるというメリットがあります。
立体的な絵を描くというのは、2Dでのペイントとは随分と感覚が異なるので最初はうまく描くことが難しいですが、慣れてくると3Dペイントの面白さが分かってきます。
VRペイントソフトは、操作が簡単でしかも無料で利用できるアプリも複数あるので、VRデバイスをお持ちの方であれば是非一度トライしてみてはいかがでしょうか。
VR-ROOMでは他にもVR関連の情報をわかりやすく解説した記事を紹介しています。
他の記事もぜひご覧ください。
また、VR-ROOMの公式ツイッターアカウントもよろしくお願いします。
-
前の記事
【VRゲーム】自宅でテニスが楽しめる!VRテニスを紹介! 2018.10.23
-
次の記事
【初心者必見】3分でわかる!AR・VR・MRの違いとは!概念から実例まで徹底解説! 2018.10.31