VR空間内を駆け回ろう!ルームランナー型のVRデバイスを紹介!

VR空間内を駆け回ろう!ルームランナー型のVRデバイスを紹介!

VR空間内を歩いて移動できる⁈ルームランナー型のVRデバイスを紹介!

VRコンテンツを楽しむ上で「移動」というのは最も重要な要素のうちの一つと言えるでしょう。

しかし、現在の技術ではVR空間内を制限なく自由に歩き回ることは難しい状態です。

そのため、多くのVRコンテンツは移動を違和感なく再現するために、ゲームのようにコントローラーのスティックを倒して移動したり、移動先をコントローラーで指定してそこまでワープするといった解決方法が取られています。

しかし、もしVR空間内をまるで現実のように歩いて移動できるようになったらVR体験はより豊かなものになるでしょう。

実はそのようなVR空間内の移動を実現させるための、ルームランナー型のVRデバイスが続々と開発されています。

そこでこの記事では、現在開発が進められているルームランナー型のVRデバイスとして、

  • Virtuix Omni
  • StriderVR
  • KAT Waik mini

の3つを紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

8億円を調達!ルームランナー型デバイス「Virtuix Omni」

はじめに紹介するルームランナー型VRデバイスは「Virtuix Omni」です。

(画像はVirtuix OmniHPから引用)

Virtuix OmniはアメリカのVirtuix社が開発したルームランナー型VRデバイスです。

Virtuix Omniでは、これまでのVRでの移動とは異なり、自分の足で歩いたり走ったりしてVR空間内を移動することが可能になります。

Virtuix Omniは、2013年6月にクラウドファンディングサイト、Kickstarterにて、たった3時間で目標の15万ドル(約1,700万円)の調達に成功し、その後800万ドル(約8億円)もの支援を受けるなどして話題になりました。

Virtuix Omniの日本での販売価格は税別で98万円となっているようです。

やはりこれだけ大掛かりなデバイスだとそれなりにお金はかかるようです。

(画像はVirtuix OmniHPから引用)

体にセンサーを装着する必要なし!ルームランナー型VRデバイス「striderVR」

二つ目に紹介するルームランナー型VRデバイスは、ドイツのPathbender社が開発した、「strider VR」です。

ルームランナー型のデバイスには複数のボールが仕込まれており、ユーザーはヘッドセットを装着してこの上を歩くことで、バーチャル空間内を360度、全方位に移動することができます。

(動画はstrider VR HPから引用)

動画を見ていただくとわかるように、strider VRでは体に大量のセンサーを装着したりコントローラを持つ必要がありません。

これは、マイクロソフトのモーショントラッキングセンサー「Kinect 2」を利用することで、身体の動きをトラッキングしているためです。

また、Virtuix Omniと比べると、Virtuix Omniでは専用の靴を履かなくては行けなかったのに対して、strider VRでは普通の靴でも利用可能な点もstrider VRの利点の一つと言えるでしょう。

ルームランナー型VRデバイス「KAT Walk mini」

最後に紹介するルームランナー型VRデバイスは「KAT Walk mini」です。

(画像はKAT VR HPから引用)

「KAT Walk Mini」は以前クラウドファンディングで15万ドルを集めて発売された「KAT Walk」の小型モデルとなります。(下図がKAT Walk)

(画像はKAT VR HPから引用)

KAT Walk MiniではKAT Walk同様の歩行体験を実現しつつ、KAT Walkに比べてさらに省スペース化を図っています。

KAT Walk Miniでは低摩擦の靴を履いて滑らかな床の上で足を滑らせることで、VR空間内での走り回る、しゃがむ、ジャンプするといった移動を可能にしており、腰と脚に安全用の器具を装着して、センサーで足の動きをトラッキングします。

KAT Walk VRの注文はKAT VR社のWebサイトから行うことができ、価格は2,999ドル(約33万円)となっています。

まとめ:VR空間内を歩いて移動するためのルームランナー型VRデバイスについて

この記事では、VR空間内を自分の足で自由に歩き回ることができる、ルームランナー型のVRデバイスについて紹介してきました。

今回紹介した、ルームランナー型のVRデバイスは

  • Virturix Omni
  • StriderVR
  • KAT Waik mini

の3つです。

今回紹介したようなルームランナー型のVRデバイスがより発展し、自宅にいながらも現実世界のように歩いてVR空間内を移動することができるのもそう遠い未来の話ではないのかもしれません。

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